オシーリオンの砂漠の砂にはこの国の千年単位の歴史の記憶に失われた、数え切れないほどの廃墟や墳墓が眠っている。今日にも、気まぐれな砂嵐が数千年の間知られていなかった、時の接触を受けていないように見える建造物を明らかにするかもしれない。そうした手付かずの墳墓は考古学的に勿怪の幸いとなり得るが、古のファラオたちは執拗に罠、生きていない守護者、そして強力な呪いで侵入者から所有物を守っているため、探検家志望者は慎重に調査すべきだろう。
――現代オシーリオン学：はじめに、アブサロム内で出版、ar4714年
砂より隆起せしものはガルーンド大陸の北西の隅にある、日で焼かれる砂漠、埃っぽい廃墟、そして忘れ去られたファラオたちの古の墳墓のある異国情緒豊かな国、オシーリオンで起こる。オシーリオンの更なる情報、その長い歴史と伝説的な名所、そしてこの土地を故郷と呼ぶ人々については、paizo.comか君の地元のゲーム店で買えるPathfinder Campaign Setting: Lost Kingdoms；Pathfinder Campaign Setting: Osirion, Legacy of Pharaohs；そしてPathfinder Player Companion: People of the Sandを参照すること。
ファラオのセク＝パ＝メファーIII世は7,500年前の第一時代の間にオシーリオンを統治していた。スフィンクスのファラオと呼ばれたセク＝パ＝メファーはオシーリオン砂漠のスフィンクスたちと友人だったことと、謎めいたクリーチャーたちを多く自らの宮廷に住まわせていたことで知られている。治世の間、スフィンクスは永遠の命の秘密を自分と共有したと彼は主張し、死後に神として蘇ってオシーリオンを智慧と繁栄の黄金時代に導くことを約束していた。死後、セク＝パ＝メファーはミイラ化され、炙り砂丘にある四角錐建造物の中に入れられた。しかしスフィンクスのファラオは約束の再来を果たすことなく、何千年もの年月を経て彼の墳墓はオシーリオン砂漠の移り変わり続ける砂の下に埋没していった。
しかしながら、永遠の命はセク＝パ＝メファーに訪れていた――彼の予測しなかった結果で。ミイラ化の最中に脳味噌を切除してしまったことにより、ファラオは劣化せぬスフィンクスの智慧を失い、彼は神ではなくミイラとして死から蘇り、その知性は不死の力、抑えられぬ激怒、そして生者への復讐という渇望が取って代わることとなった。より悪いことに、セク＝パ＝メファーは最初に自分の墓を荒らす生きた人物を殺すまで、自分が四角錐建造物に束縛されていることを発見した。
ファラオは数世紀の間待ち、静かに激怒し、その怒りはゆっくりと墳墓じゅうに広がり、彼と共に建造物に入った者をアンデッドの守護者として動かした。現在、砂漠の砂から再度出現した四角錐建造物と共に、セク＝パ＝メファーのミイラはその墳墓が再発見されることを待っており、そうすることでスフィンクスのファラオは再び隆盛できる。
古代オシーリオン語と現代オシーリオン語は異なる言語だ。古代オシーリオンの話者を現代オシーリオン語で理解することはできるかもしれないが、逆はない。
砂より隆起せしものにおいて、聖刻文字全ては古代オシーリオン語で書かれている。現代オシーリオン語の話者はDC20の〈言語学〉判定の成功でこれらの聖刻文字を解読できる。
以下を読んでプレイヤーを開始させること。
オシーリオン砂漠の奥で、最近砂嵐が時代を超えて砂の下に埋まっていた強力な四角錐建造物を暴き出した。何世紀もの間失われていたその四角錐建造物はまだ自らの秘密を明かしてはいないが、テフの大図書館で見つかったボロボロになったパピルスの巻物にはスフィンクスのファラオとしてのみ知られる古代オシーリオンの王の墳墓との言及がある。四角錐建造物の発見という言葉は遠くまで迅速に広まった。内海じゅうから考古学者、探検家、そして墓荒しがオシーリオンの宿や旅籠に集まり、それぞれが最初に墳墓の財宝を漁ろうと競い、砂漠への探索を計画している。
この冒険はPC全員がお互いを知っており、スフィンクスのファラオの四角錐建造物へと旅して探検し、宝物を回収することに同意していると想定している。四角錐建造物は炙り砂丘として知られる過酷な地域にある都市エトから南西におおよそ90マイル行ったところにあり、道のない砂漠を徒歩で1週間以上旅したところにある。キャメルのような砂漠に順応した乗騎の使用は旅の時間をたった4と半日に減少させる。
PCたちが最初にこの四角錐建造物に近付いた時に以下を読むか要約すること。
信じられないような人造の山であるこの四角錐建造物は先時代からの遺物である砂漠の砂から突き出している。石灰石を削った角石は千年単位で吹きつけた砂で摩耗しているが、その建築は堅固で無傷なように見える。移りゆく砂が控壁となっている石壁が建造物全体を囲んでいる。この鎮座する石の建物の東からは長く天井まで覆われた羨道が続いている。四角錐建造物の内部への目に見える入り口はない。
スフィンクスのファラオの四角錐建造物は高さ160フィート近く、底部は250フィート四方あり、巨大な石灰石の角石を漆喰もなく入念に組み合わせたもので構築されている。四角錐建造物の急な側面を這うのはDC20の〈登攀〉判定の成功で可能だが、四角錐建造物の底部に到着するにはキャラクターはテメノス（エリア4）をまず通過しなければならない。四角錐建造物の内部に装飾はなく、窓も扉もない。四角錐建造物への唯一の入り口は寺院の外側の羨道を通らなければならない（エリア1から3）。
特記ない限り、四角錐建造物内の部屋と廊下の全ては暗い。天井の高さは10フィートで、扉全ては石でできている（硬度8、hp60、破壊DC28）。
石の角石でできている長方形の建造物は、四角錐建造物の東の砂漠の砂の上にある。広い柱廊式玄関が東に開き、その天井は二列の御影石で支えられている。暗い道が西の寺院深くへと続いている。
柱廊式玄関外側の日光はこの部屋に通常の明かりをもたらしている。柱廊式玄関の壁はかつて浅浮き彫りがされていたが、千年単位の風塵の侵食によりその浮き彫りは摩滅してしまっている。DC5の〈知覚〉判定の成功は摩耗した浮き彫りの存在を明らかにするが、かつて描かれていたものが何かを判別できるほど詳細なものではない。
彫刻され明るく塗装された一対の御影石の柱がこの暗い、おおよそ三角形をした部屋の天井を支えている。東側には鈎とからざおを持ち縞模様の服を着た頭部のない普通の男の石像が一対この部屋の両側に立っているが、その2基の像の片方の頭部は現在ひび割れ壊れた状態で雪花石膏の床に転がっている。更に、獅子の胴を持ち隼の頭をした有翼のクリーチャーを象った2基の石像がその奥に坐している。滑らかな御影石の壁は聖刻文字と、有翼の、隼の頭をした獅子を左右に侍らし金箔の玉座に座るファラオに捧げ物を送る場面を描いた、王族らしきものと奴隷の薄れた壁画で彩られている。西への通路は闇へと伸びている。
| 落下する石の罠 | CR2 |
|---|
XP600
種類機械式；〈知覚〉DC15；〈装置無力化〉DC20
効果
起動条件場所式；再設置手動
効果攻撃＋15近接（3d6）；複数の目標（10ft.×30ft.の範囲内にいる目標全員）
東の扉からの日光はこの部屋に薄暗い光しかもたらしていない。
DC20の〈知識：歴史〉あるいは〈知識：貴族〉判定に成功したキャラクターは浮き彫りや石像で描かれたファラオは、スフィンクスのファラオであるセク＝パ＝メファーIII世であると識別する。DC15の〈知識：神秘学〉判定に成功したキャラクターは有翼の隼の頭をしたクリーチャーはヒエラコスフィンクスであると認識する。
罠：2aの印のマスにある圧力板は天井から部屋の中央に岩を滝のように落とす。同時に、エリア1と2の間の迫持天井の道に石柱が倒れ、外部への出口を遮断する（硬度8、hp120、持ち上げDC25）。
| 転がる四角錐 | CR5 |
|---|
XP1,600
大型の石製アニメイテッド・オブジェクト（Pathfinder RPG Bestiaryの14ページ）
N大型の人造
イニシアチブ＋0；感覚暗視60ft.、夜目；〈知覚〉−5
防御
AC16、接触9、立ちすくみ16（＋7外皮、−1サイズ）
hp52（4d10＋30）
頑健＋1、反応＋1、意志−4
防御的能力硬度8；完全耐性人造の特性
攻撃
移動速度30ft.
近接叩きつけ＋9（1d8＋9）
接敵面10ft.；間合い10ft.
特殊攻撃蹂躙（1d8＋9、DC18）
一般データ
【筋】22、【敏】10、【耐】―、【知】―、【判】1、【魅】1
基本攻撃＋4；CMB＋11；CMD21
SQ作成ポイント（石製、蹂躙）
陽の光条がこの長い一直線の老化の天井の隙間から差し、隙間それぞれの下に堆積した砂の小山を照らしている。通路の両側の壁を覆っている精巧な浅浮き彫りと絵画は年月によって薄れてしまっているが、偉大なファラオの伝説的な偉業を描いている。
羨道の長さは750フィートで、寺院の外から四角錐建造物の玄関扉へと伸びている。天井の隙間は10フィート間隔だ；羨道に通常の明かりをもたらすのに十分なほどの幅であるが、超小型クリーチャーより大きい者が通れない程度に狭い。
DC20の〈知識：歴史〉あるいは〈知識：貴族〉判定に成功したキャラクターはその浅浮き彫りはスフィンクスのファラオであるセク＝パ＝メファーIII世を表していると認識する。
クリーチャー：10フィートマスの石の四角錐が375フィート羨道を進んだあたりで立っている。クリーチャーがそれのおおよそ40フィート以内に近付くや否や、この四角錐は動いて突撃し、転がる石として突進して通路にいる者全員を蹂躙する。
テメノスとして知られる四角錐建造物とそれを包む低い壁の間の砂まみれの中庭は、ファラオと神々両方にとっての聖地として設計されている。テメノスを包む砂岩の壁は外なる世界の無秩序からテメノスを保護する為のものであるが、その機能は防衛というよりは象徴的なものだ。壁の高さは30フィートであり、それを這うにはDC25の〈登攀〉判定の成功が要求される。
奔放なスフィンクスの姿が彫られた重い石の両開きの扉が、長い羨道の終点にある。
| 偽装された落とし穴 | CR3 |
|---|
XP800
種類機械式；〈知覚〉DC25；〈装置無力化〉DC20
効果
起動条件場所式；再設置手動
効果深さ30ft.の落とし穴（3d6落下ダメージ）；反応DC20で回避；複数の目標（10ft.の正方形の範囲内の全ての目標）
石の扉は重く、閉じたままがたついているが、（硬度8、hp60、破壊DC28）、2人までのキャラクターなら力を合わせて扉を開け、2人の【筋力】判定の結果を足すことができる。
罠：扉のすぐ内側の床には隠された落とし穴の罠がある。北の端に何らかの重みが置かれると発動し、10フィートマスにいる者全てを深さ30フィートの落とし穴に落とす。
椰子の木に似せて彫刻され彩色された高い桃色の御影石の柱が、この部屋の端を囲うように円形に立っており、迫持天井を支えている。同様に桃色の御影石の厚板が壁に並んでいる。石棺がこの部屋の中央の石灰石の床の上に一つ佇んでいる。奥にある暗い扉はこの四角錐建造物の西へと奥に続いている。
伝統的オシーリオンの墳墓の設計とは対照的に、セク＝パ＝メファーはこの霊安寺院を、この四角錐建造物そのものの内側の墳墓のすぐ外側で見られるものと合体させた。この柱の並ぶ多柱式建築は霊安寺院および四角錐建造物の入り口であり、ファラオの葬儀進捗の終点であり、ここからファラオの肉体は玄室へと封印される。この多柱式建築はファラオであるセク＝パ＝メファーIII世の多くの称号を公布しており、浅浮き彫りは敵を倒して獲得した無数の軍事的勝利を示している。
この部屋から出る隠し扉は北と南にある。DC15の〈知覚〉判定に成功することでキャラクターはそうした扉を見つけれる。
クリーチャー：棺は実際はどうやってか最近この四角錐建造物へと入ったミミックである。ミミックは飢えており、間合いに近付いた生きているクリーチャーを攻撃する。ミミックの〈変装〉判定に対する〈知覚〉判定の成功はこのクリーチャーが偽りであることを明らかにする。
| ミミック | CR4 |
|---|
XP1,200
hp52（Pathfinder RPG Bestiaryの205ページ）
黒い御影石のファラオの像が金箔の星々で装飾された石灰石の迫持天井の下にある部屋の中央の、磨かれた雪花石膏の床の上に立っている。文字が彫られた御影石の板が西の壁に貼られていて、扉に似せた彫刻がされている。平坦な御影石がその偽りの扉の前の床に付けられている。
この石像はセク＝パ＝メファーIII世を表している。この死したるファラオへの捧げ物と生贄はこの聖域で行われた。偽りの扉には古代オシーリオン語の聖刻文字でこのファラオの名前と称号、そして彼に捧げ物をする際の祈祷の指示が刻まれている。この偽りの扉は生者と死者を隔つ土地への敷居を象徴している。DC15の〈知識：宗教〉判定の成功によってキャラクターはこの偽りの扉の象徴する意味を識別できるが、DC20の〈知覚〉判定に成功したキャラクターはこの偽りの扉は実際は別の部屋への隠し扉であることに気付く。愚かなる墓荒しに対し、セク＝パ＝メファーはこの偽りの扉の奥に偽りの墳墓を建築し、この隠し扉を発見した泥棒が本物の墳墓ではなく偽りの墳墓を漁るようにした。
宝物：偽りの扉に刻まれた祈祷文の1つはリムーヴ・カース呪文だ。この扉の御影石の厚板をこの部屋から取り外すのは簡単ではない（重さが500ポンドある）が、リード・マジックかDC23の〈呪文学〉判定の成功によって解読した場合、この室内でのみスクロール・オヴ・リムーヴ・カースとして使用できる。この扉を巻物として使うと、御影石が通常の巻物であるかのように呪文が起動した時に記述は消える。また、《巻物作成》特技によってキャラクターは通常の作成費用を支払うことで扉の記述を使って、この呪文を準備していたかのようにスクロール・オヴ・リムーヴ・カースを作成できる。
この冒険に含まれる作成済みキャラクターは来たるPathfinder Roleplaying Game: Advanced Class Guideで導入される10の新クラスのうちたった4つのみである。これらのキャラクターはこの執筆中に利用可能なルールを使って作成している；こうしたルールは最終版で変更されるかも知れない。Pathfinder RPG Advanced Class Guideにはパスファインダー・ロールプレイング・ゲームのプレイヤーにとっての数百の新しい選択肢が含まれており、2014年の8月にpaizo.comや君の地元のゲーム店で買えるようになるはずだ。
聖域に接する2つのより小さな部屋は古代オシーリオンの王たる神々への神殿だ。南の礼拝堂（エリア8a）には狐のように弧を描く鼻をした、四角い耳を生やした動物の頭部をした痩身の像があり、それは古代オシーリオンの、闇、砂漠、嵐の神であり、ファラオとアンデッドの守護者でもあるセトを表している。北の礼拝堂（エリア8b）には頭頂部には太陽の円盤が付いた隼の顔を持つ、頑丈で強力な男の石像がある――古代オシーリオンの太陽神ラーだ。どちらの神格もDC20の〈知識：宗教〉判定の成功によって判別できる。
宝物：DC15の〈知覚〉判定に成功したキャラクターはエリア8bにあるラーの石像の底部に隠し跳ね板があることに気付く。その内側には青銅製の巻物入れがあり、中にはパピルスに書かれたスクロール・オヴ・シアリング・ライトがある。
精巧に彫刻された棺がこの玄室の財宝と捧げ物の中で立っている。壁にある古代オシーリオンの聖刻文字はこの棺はファラオである「スフィンクスのファラオ」セク＝パ＝メファーIII世の墳墓であると布告している。
墳墓の罠と防備の秘密の安全の為、セク＝パ＝メファーはこの四角錐建造物の建築家を殺し、その死体を動かして追加の守護者とし、この偽の墳墓に配置して墓荒しからこの四角錐建造物奥深くにあるファラオの本当の玄室を見落とすようにした。
この部屋に通じる隠し扉の西面には5つの彫刻が続いて刻まれている；DC15の〈知覚〉判定の成功によってキャラクターはそれに気付ける。彫られた記述は上から下の順に人間の男、人間の女、羊、ジャッカル、そして隼だ。この5つの彫刻の順序はエリア16にある隠された謎掛けの扉を開ける為の正しい組み合わせを明らかにしている。
クリーチャー：ミイラ化した建築家はエリア7からの扉が開かれた場合棺から飛び出、ファラオの墳墓で彼が見つけた侵入者を攻撃する。
| 建築家 | CR3 |
|---|
XP800
男性のミイラ化人間エキスパート4（Pathfinder RPG Bestiary 4の196ページ）
LE中型のアンデッド（人間の変性種）
イニシアチブ＋5；感覚暗視60ft.；〈知覚〉＋8
オーラ畏怖すべき存在（30ft.、DC12、1d6ラウンド）
防御
AC15、接触11、立ちすくみ14（＋1【敏】、＋4外皮）
hp30（4d8＋12）
頑健＋3、反応＋2、意志＋5
DR5／―；完全耐性アンデッドの特性
攻撃
移動速度20ft.
近接叩きつけ＋6（1d6＋4）
一般データ
【筋】14、【敏】12、【耐】―、【知】11、【判】9、【魅】14
基本攻撃＋3；CMB＋5；CMD16
特技《イニシアチブ強化》、《鋼の意志》、《追加hp》B、《鋭敏感覚》
技能〈登攀〉＋9、〈威圧〉＋9、〈知識：工学〉＋7、〈知識：歴史〉＋5、〈知識：貴族〉＋5、〈知覚〉＋8、〈職能：建築〉＋6、〈真意看破〉＋8、〈隠密〉＋12
言語古代オシーリオン語
装着品アミュレット・オヴ・マイティ・フィスツ＋1
進展：DC20の〈知識：歴史〉あるいは〈知識：貴族〉判定に成功したキャラクターはこの建築家はいかさま師であり、スフィンクスのファラオではないことを認識する。
宝物：建築家のアミュレット・オヴ・マイティ・フィスツ以外では、この偽の墳墓の「富」と呼べるようなものは実際は薄い金鍍金を貼った通常のアイテムである。収集品全体で重量はほぼ1,000ポンドあり、集め文明圏に転送しても全部でたった500gpにしかならない。
この部屋の端から端へと並ぶ2隻の葦で編まれた小舟は厚い埃を被っている。壁の彫刻は海の旅とファラオへの貢納を収めた小舟を描いている。
これらの小舟はファラオとその従者たちを死後へと運ぶよう、死したるファラオと共に四角錐建造物へと入れられたものだ。
クリーチャー：飢えたスカラベ・ビートルの群れが西側の小舟を巣にしている。群れは舟が揺らされた場合攻撃する。
| スカラベ・スウォーム | CR3 |
|---|
XP800
Pathfinder Adventure Path #79の89ページ
N極小の蟲（スウォーム）
イニシアチブ＋0；感覚暗視60ft.；〈知覚〉＋4
防御
AC18、接触18、立ちすくみ18（＋8サイズ）
hp22（4d8＋4）
頑健＋5、反応＋1、意志＋1
防御的能力（スウォーム）の特性；完全耐性武器ダメージ、［精神作用］
攻撃
移動速度30ft.、登攀10ft.、飛行20ft.（劣悪）
近接群がり（1d6に加え病気とわずらわす）
接敵面10ft.；間合い0ft.
特殊攻撃わずらわす（DC13）
一般データ
【筋】1、【敏】10、【耐】13、【知】―、【判】11、【魅】2
基本攻撃＋3；CMB―；CMD―
技能〈登攀〉＋8、〈飛行〉＋0、〈知覚〉＋4；種族修正＋4〈知覚〉
特殊能力
病気（変則）汚穢熱：群がり―致傷；セーヴ頑健DC13；潜伏期間1d3日；頻度1日；効果1d3【敏】ダメージ及び1d3【耐】ダメージ；治癒2連続セーヴ。
宝物：DC15の〈知覚〉判定に成功したキャラクターは東の小舟の編まれた葦の間に入れられたダスト・オヴ・ドライネスの小袋を見つける。
この侘しいファラオの後宮用の控えの間として機能している。裸の砂岩の壁と床には装飾も家具もない。
クリーチャー：バーニング・スケルトン4体と、ミュドラ・スケルトンと呼ばれる滴る血で覆われた四ツ腕のスケルトン1体が後宮とその中にいるアンデッドとなったファラオの妻たちを守護している。
| ブラッディ・ミュドラ・スケルトン | CR1 |
|---|
XP400
Pathfinder Adventure Path #44の86ページ、Pathfinder RPG Bestiaryの251ページ
NE中型のアンデッド
イニシアチブ＋7；感覚暗視60ft.；〈知覚〉＋0
防御
AC15、接触13、立ちすくみ12（＋3【敏】、＋2外皮）
hp6（1d8＋2）；高速治癒1
頑健＋2、反応＋3、意志＋2
防御的能力放出抵抗＋4；DR5／殴打；完全耐性［冷気］、アンデッドの特性
攻撃
移動速度30ft.
近接ショート・ソード＋1（1d6＋2／19〜20）、3ショート・ソード＋1（1d6＋1／19〜20）あるいは4爪＋3（1d4＋2）
一般データ
【筋】15、【敏】16、【耐】―、【知】―、【判】10、【魅】14
基本攻撃＋0；CMB＋2；CMD15
特技《イニシアチブ強化》B、《他刀流》B、《武器の妙技》B
SQ不滅
装着品ショート・ソード（4）
| バーニング・スケルトン（4） | CR1/2 |
|---|
XP200それぞれ
Pathfinder RPG Bestiaryの251ページ
NE中型のアンデッド
イニシアチブ＋6；感覚暗視60ft.；〈知覚〉＋0
オーラ灼熱のオーラ（隣接、1d6［火］）
防御
AC16、接触12、立ちすくみ14（＋2鎧、＋2【敏】、＋2外皮）
hp5それぞれ
頑健＋1、反応＋2、意志＋2
DR5／殴打；完全耐性［火］、アンデッドの特性
弱点［冷気］に対する脆弱性
攻撃
移動速度30ft.
近接2爪＋2（1d4＋2に加え1d6［火］）
一般データ
【筋】15、【敏】14、【耐】―、【知】―、【判】10、【魅】12
基本攻撃＋0；CMB＋2；CMD14
特技《イニシアチブ強化》B
SQ灼熱の死
壮麗な絹が壁にかかり、プラシ天の枕、模様付き絨毯などがこの豪奢な部屋を彩っている。蓮の花と香料の香りの混ざった冷たいそよ風がこの部屋を漂っている。遠くから聞こえる竪琴をかき鳴らす生き生きとした音は、水の滴る音、鳥の鳴き声、そして女性の笑い声も伴っている。
ファラオであるセク＝パ＝メファーは妻2人に彼と共の不死を与え、この後宮の墳墓に彼女らを入れ、女性2人とこの部屋を強力な幻術で包んだ。永続化ミラージュ・アーケイナアとヴェイル効果がこの部屋とその住人の本性を隠している。幻術の裏では、部屋の簡素な砂岩の壁に装飾はなく、唯一の家具は2架の些か簡素な木製の棺だけだ。
北の壁の隠し扉はセク＝パ＝メファーの玄室（エリア18）に通じており、DC20の〈知覚〉判定の成功によって発見できる。
クリーチャー：2人の美しい女性であるバステタビとセネネトカがこの部屋で暮らしている。PCたちが現れた時、女性たちは暖かくお辞儀し、彼らを招き入れ、葡萄酒と果実でもてなす。幻術にくるまれた彼ら女性は実際にはアンデッドのゾンビ・ロードであり、彼女らがもてなす葡萄酒と果実は単なる乾燥した果実の塵とゴミである。2人は酷く飽き、会話と相席を切望している。彼女らとかこの部屋の中身に触れた者は幻術を見越して見る為のDC15の意志セーヴを試みて良い。欺瞞が明らかになった場合、タステタビとセネネトカは真の姿を表し怒って攻撃する。
| バステタビとセネネトカ | CR2 |
|---|
XP600それぞれ
女性の人間ゾンビ・ロード・アリストクラート2（Pathfinder RPG Bestiary 4の286ページ）
NE中型のアンデッド
イニシアチブ＋2；感覚暗視60ft.；〈知覚〉＋4
防御
AC15、接触13、立ちすくみ12（＋2【敏】、＋1回避、＋2外皮）
hp26それぞれ（4d8＋8）
頑健＋1、反応＋2、意志＋5
防御的能力放出抵抗＋4；DR5／斬撃；完全耐性アンデッドの特性
攻撃
移動速度30ft.
近接叩きつけ＋4（1d6＋3）
一般データ
【筋】14、【敏】15、【耐】―、【知】10、【判】9、【魅】13
基本攻撃＋2；CMB＋4；CMD17
特技《強打》、《追加hp》B、《欺きの名人》
技能〈はったり〉＋8、〈交渉〉＋6、〈変装〉＋8、〈知識：歴史〉＋5、〈知識：貴族〉＋5、〈知覚〉＋4、〈芸能：舞踏〉＋6、〈芸能：歌唱〉＋6、〈真意看破〉＋4、〈隠密〉＋7
言語古代オシーリオン語
装着品貴族の服、セク＝パ＝メファーのカルトゥーシュの刻まれた印章指輪（〈知識：貴族〉DC20で認識）
宝物：このゾンビ・ロードは様々な腕輪、首飾り、そして指輪を帯びており全部で500gpする。加えて、バステタビは実際はペリアプト・オヴ・ヘルスである青い宝石の首飾りを帯びている。セネネトカはエリア17のセク＝パ＝メファーの玄室に通じる扉の鍵を持っている。最後に、DC10の〈知覚〉判定に成功したキャラクターは魔法的に保存された、500gpの価値のある良好な葡萄酒を見つける。
2台の装飾過多の木製のチャリオットがこの部屋にある土台それぞれに外部の砂漠の砂を渡って突撃しようとしているかのような位置取りで置かれているが、牽引役はその軛に繋がれていない。この部屋の壁にチャリオットの突進、競走、そして戦争の光景が浅浮き彫りで彫られている。
| 骸骨の射手（6） | CR1/3 |
|---|
XP135それぞれ
hp4それぞれ（Pathfinder RPG Bestiaryの250ページ）
攻撃
遠隔ショートボウ＋2（1d6／×3）
特技《精密射撃》B、《近距離射撃》B、《イニシアチブ強化》B
装着品壊れたチェイン・シャツ、壊れたシミター、ショートボウと20アロー
エリア10の葦の小舟と同様、ここのチャリオットも死後のファラオが使えるようにここに置かれたものだ。
クリーチャー：骸骨の射手6体がセク＝パ＝メファーの玄室への接近を阻む。西側のチャリオットの中で2体が立ち、残る4体はこの部屋の西の端に位置取って侵入者に弓を引く。ショートボウで武装した彼ら骸骨の射手たちはそれ以外は通常のスケルトンだが、《精密射撃》、《近距離射撃》、《イニシアチブ強化》をボーナス特技として持つ。
自然の光景がこの部屋の壁を覆っており、様々な種類の獲物――クロコダイル、象、河馬、豹、獅子、そして奇妙な獣さえ――を狩る人型生物の姿が描かれている。この部屋の奥には開かれた棺がある。
セク＝パ＝メファーの王族の従者はこの部屋に、彼の誇る狩猟用の豹と共に埋葬された。
クリーチャー：ファラオがミイラとして起き上がった時、従者もまたスケルタル・チャンピオンとして起き上がった。窒息死させられミイラ化させられて主人と共に墳墓に入れられたこの従者の愛玩動物である豹は、死ぬ際の苦しみによって不死における抑えることのできない凶暴性が確かなものになった隠形に長けるネコ科の亡者ウバシュキ・レパードとなった。王族の従者とその愛玩動物は四角錐建造物にいる侵入者を攻撃する。
| 王族の従者 | CR2 |
|---|
XP600
男性の人間スケルタル・チャンピオン・ウォリアー1（Pathfinder RPG Bestiaryの252ページ）
hp17
| ウバシュキの豹 | CR2 |
|---|
XP600
唯一無二のアンデッド・レパード（Pathfinder RPG Bestiaryの40ページ、Pathfinder Campaign Setting: Lost Kingdoms20ページ）
NE中型のアンデッド
イニシアチブ＋4；感覚暗視60ft.；〈知覚〉＋5
防御
AC15、接触14、立ちすくみ11（＋4【敏】、＋1外皮）
hp16（3d8＋3）
頑健＋3、反応＋5、意志＋4
完全耐性アンデッドの特性
弱点［火］に対する脆弱性
攻撃
移動速度30ft.、登攀20ft.
近接噛みつき＋6（1d6＋3に加えつかみと病気）、2爪＋6（1d3＋3）
特殊攻撃劈く叫び、飛びかかり、引っかき（2爪＋6、1d3＋3）
一般データ
【筋】16、【敏】19、【耐】―、【知】2、【判】13、【魅】15
基本攻撃＋2；CMB＋5（＋9組みつき）；CMD19（23対足払い）
特技《技能熟練：隠密》、《追加hp》B、《武器の妙技》
技能〈軽業〉＋8、〈登攀〉＋11、〈知覚〉＋5、〈隠密〉＋11
特殊能力
病気（変則）ウバシュキ熱：致傷；セーヴ頑健DC13；潜伏期間1d3日；頻度1／日；効果1d2【筋】ダメージと1d2【判】ダメージ；治癒2連続セーヴ。ウバシュキ熱に感染したクリーチャーは醜い染みと痛みが全身を覆い、病気がこれは治癒されるまで持続する。このセーヴDCは【魅力】に基いている。
劈く叫び（超常）ウバシュキの豹が吠えた時、300フィート以内にいるアンデッド以外のクリーチャー全てはDC13の意志セーヴに成功しない限り1d4ラウンドの間恐れ状態になる。これは［音波、精神作用］効果である。セーヴの成否に関わらず、影響を受けたキャラクターは同一のウバシュキの豹の劈く叫びに対する完全耐性を24時間の間得る。このセーヴDCは【魅力】に基づく。
この部屋の角それぞれには聖刻文字の刻まれた石の方尖塔がある。方尖塔は床の中央に刻まれた金の輪1つに囲まれている。
南東の方尖塔からは冷たいそよ風が発せられている。南西の方尖塔は単なる石のようだ。北西の方尖塔からは熱が生じていて、北東の方尖塔は露で覆われている。聖刻文字を解読する為のDC15の〈知識：神秘学〉判定の成功（あるいはリード・マジック）によって、PCは方尖塔それぞれは四大元素の1つと関連していること、四角錐建造物の建築を補助するエレメンタルの招来に使われていたことが分かる。
クリーチャー：柱に触れると関連する種類の中型エレメンタル（南東：風、南西：地、北西：火、北東：水）が部屋の中央にある金色の円の中に招来される。彼らをかつて束縛していた古の魔法は薄れ、エレメンタルは室内にいる者を攻撃する。ある種類のエレメンタルは室内に位置度に1体のみ招来されるが、4つの方尖塔全てに触れた場合四大元素のエレメンタル全てが招来される。
| 中型エア・エレメンタル | CR3 |
|---|
XP800
hp30（Pathfinder RPG Bestiaryの120ページ）
| 中型アース・エレメンタル | CR3 |
|---|
XP800
hp34（Pathfinder RPG Bestiaryの122ページ）
| 中型ファイアー・エレメンタル | CR3 |
|---|
XP800
hp30（Pathfinder RPG Bestiaryの124ページ）
| 中型ウォーター・エレメンタル | CR3 |
|---|
XP800
hp30（Pathfinder RPG Bestiaryの126ページ）
宝物：DC20の〈知覚〉判定に成功したキャラクターは北西の方尖塔にある秘密の板を看破する。内側にはファイアー・エレメンタル・ジェムがあるが、板を開けると恐らく方尖塔に触れることになり、更なるファイアー・エレメンタルが招来され攻撃してくるだろう。
この長く天井の低い廊下は聖刻文字と、王たち、神々、そしてスフィンクスたちが幾何学的に並んだ絵が彫られている。
| 振り下ろされる斧の罠 | CR3 |
|---|
XP800
種類機械式；〈知覚〉DC20；〈装置無力化〉DC20
効果
起動条件場所式；再設置自動
効果攻撃＋15近接（1d8＋1／×3）；複数の目標（10ft.の直線上にいる目標全員）
この通廊の南の壁に彫られた古代オシーリオンの聖刻文字はファラオであるセク＝パ＝メファーIII世の生前の偉業と成果を更に布告している。通りの中程に彼の死、葬儀、そしてこの四角錐建造物への埋葬を描いた彫り物がある。この廊下を北に進んでいくと、場面は死んだファラオが神格として蘇り、神なる王として自らの国を統治するところへと変わっていく。
DC20の〈知覚〉判定に成功したキャラクターはこの通廊の半ばあたりにある廊下の西の壁に隠し扉を見つける。しかしながら、扉を開ける機構は謎解きになっている：扉周辺の彫刻5つは正しい組み合わせで押さなければ扉を開けられない押し板だ。彫刻はそれぞれ異なる頭部を持つ5体のスフィンクスを表している：隼の頭部、女の人間の頭部、ジャッカルの頭部、男の人間の頭部、そして羊の頭部。DC19の〈知識：神秘学〉判定の成功によって、それらはヒエラコスフィンクス、ギュノスフィンクス、cynosphinx（Pathfinder Adventure Path #82参照）、アンドロスフィンクス、そしてクリオスフィンクスをそれぞれ表現しているとキャラクターは判別する。正しい順序はアンドロスフィンクス、ギュノスフィンクス、クリオスフィンクス、cynosphinx、そしてヒエラコスフィンクスだ（CRによって表された権力を上から下に）。この順序は偽の墳墓（エリア9）に通じる隠し扉の裏にある手掛かりと合致する。
罠：隠し扉には間違った順序が扉を開ける際に使われたなら起動する振り下ろされる斧の罠の罠がかかっている。正しい順序なら扉が開き、罠が不活性化する。
壁を覆う彫刻以外この部屋は荒涼としている。
古代オシーリオンの聖刻文字を解読でき、DC15の〈知識：宗教〉判定に成功したキャラクターは壁の彫り物は死者の死後の旅路の一連の祈祷文であることを識別する。
西に通じる石造りの扉は施錠されている（硬度8、hp60、破壊DC28、〈装置無力化〉DC20）が、ファラオの後宮（エリア12）で見つかる鍵は扉を開ける・
クリーチャー：ジャッカルの頭部を持つ男の石像2体が扉を挟むように西の壁沿いに立っている。DC20の〈知識：宗教〉判定の成功によって、キャラクターはこの石像は古代オシーリオンの死者、ミイラ化、そして墳墓の神であるアヌビスを表したものであると識別する。石像は動き出して玄室に入ろうとする者を攻撃する。
| アヌビスの守護石像（2） | CR3 |
|---|
XP800それぞれ
アニメイテッド・オブジェクト（Pathfinder RPG Bestiaryの14ページ、Pathfinder Adventure Path #43の81ページ）
N中型の人造
イニシアチブ＋0；感覚暗視60ft.、夜目；〈知覚〉−5
防御
AC16、接触10、立ちすくみ16（＋5外皮、＋1盾）
hp36それぞれ（3d10＋20）
頑健＋1、反応＋1、意志−4
防御的能力硬度8；完全耐性人造の特性
攻撃
移動速度30ft.
近接高品質コピシュ＋6（1d8＋2／19〜20）あるいは叩きつけ＋5（1d6＋3）
一般データ
【筋】14、【敏】10、【耐】―、【知】―、【判】1、【魅】1
基本攻撃＋3；CMB＋5；CMD15
SQ作成ポイント（追加攻撃、石製）、欠点（憑霊）
装着品木製ライト・シールド、高品質コピシュ
特殊能力
憑霊（変則）このアヌビスの守護石像はアンデッド・クリーチャーであるかのようにディテクト・アンデッドで看破され、正のエネルギー・ダメージからダメージを受ける。
巨大な御影石の厚板がこの部屋の切り立った屋根を構成しており、壁には数千の小文字の聖刻文字が刻まれている。この部屋の中央では石棺が開いており、その御影石の蓋は罅割れ壊れた状態で横の床に転がっている。美しく装飾された木棺が石棺のうちにあり、その蓋も斜めに開いている。雪花石膏の臓腑壷4口が棺の足元に守護者のように立っており、この部屋の壁の傍には様々な副葬品がある。
この部屋はスフィンクスのファラオであるセク＝パ＝メファーIII世の正真の墳墓であり、その事実はDC20の〈知識：歴史〉あるいは〈知識：貴族〉判定の成功によって確信できる。副葬品と古のファラオの富でいっぱいのこの玄室は現代オシーリオン学最高の発見であるかもしれない。DC20の〈知覚〉判定の成功でファラオの後宮の玄室（エリア12）と通じている南の壁にある隠し扉を看破する。
クリーチャー：セク＝パ＝メファーIII世のミイラは好んでいた「愛玩動物」であるヒエラコスフィンクスのゾンビを連れてこの墳墓の侵略者を玄室で待っている。スフィンクスのファラオはPCに御前で平伏し我の神性を認識せよと求める。断る場合、彼は墓荒しめがと怨嗟の声を吐きながら攻撃する。一行が彼の命令に従う場合、彼の次の注文は生贄を捧げることだ：彼の墳墓に初めて一歩踏み込んだ1人の命を。
| ファスト・ゾンビ・ヒエラコスフィンクス | CR3 |
|---|
XP800
Pathfinder RPG Bestiary 3の253ページ、Pathfinder RPG Bestiaryの289ページ
NE大型のアンデッド
イニシアチブ＋3；感覚暗視60ft.；〈知覚〉＋0
防御
AC15、接触12、立ちすくみ12（＋3【敏】、＋3外皮、−1サイズ）
hp44（8d8＋8）
頑健＋2、反応＋5、意志＋6
完全耐性アンデッドの特性
攻撃
移動速度40ft.、飛行60ft.（劣悪）
近接噛みつき＋8（1d8＋2）、2爪＋8（1d4＋2）
接敵面10ft.；間合い5ft.
特殊攻撃素早き打撃
一般データ
【筋】15、【敏】16、【耐】―、【知】―、【判】10、【魅】10
基本攻撃＋6；CMB＋8；CMD21
特技《追加hp》B
技能〈飛行〉−5
宝物：セク＝パ＝メファーが倒された場合、彼は灰燼に帰し、唯一ミイラ化した右手を残し、それはハンド・オヴ・グローリーとして機能する。木棺は珍しい木でできており、金の刺繍と希少な象嵌で刺繍されており、合計で1,000gpの価値がある。玄室内の他の副葬品は衣服、家具、宝石飾り、武器、そしてファラオが死後に使えるような他のアイテムで構成されており、合計で追加の2,000gpの価値がある。その中には重要なアイテムが2つある：彫られた緑色の宝石と、銀製のスフィンクスの小像だ。宝石はペリアプト・オヴ・ウーンド・クロージャーのように見えるが、実際は呪われたペリアプト・オヴ・ファウル・ロティングである。小像はシルヴァー・スフィンクス・フィギュリーン・オヴ・ワンドラス・パワーであり、ブロンズ・グリフィン・フィギュリーン・オヴ・ワンドラス・パワーの変形版で起動すると生きた隼の頭部をしたヒエラコスフィンクスになる（グリフィンの性能を使う）。この小像は他の点ではブロンズ・フィギュリーン・オヴ・ワンドラス・パワーとして機能する。最後に、玄室の壁に書かれた聖刻文字の石摺りの写本はセク＝パ＝メファーの統治に興味を持つ歴史家に売れ、追加で2,000gpを得れる。
セク＝パ＝メファーのミイラを破壊した場合、スフィンクスのファラオの四角錐建造物の宝物はPCたちが持って帰れるものになる――墳墓の他の守護者を倒し文明圏に略奪品を持ち帰れたらの話だが。成功の腰帯を巻けたのなら、PCはオシーリオンの都市にいる歴史家か賢者に、古代オシーリオンの歴史に失われた更なる廃墟を見つけ探検するよう雇われるかもしれない。勿論、この国の過去に興味を持っているのはPCだけではなく、他の宝物を自らのものにしようとする目端の利く競合冒険者と争う必要が出るだろう。PCが何をしようと決めるにせよ、オシーリオンの砂は冒険人生において十分な秘密を隠している――それを見つける勇気と自らのものにできる技術を持つ者にとっては！
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